奏者 (写真上より)
オーボエ ハインツ・ホリガー
ヴィオリン 堀米ゆず子
ヴィオラ 佐々木亮
チェロ 宮田大
フルート フェリックス・レンリング
演題
F。E。トゥルナー:華麗な四重奏曲ハ長調OP33
Mozart:フルート四協奏曲第4番イ長調K.298
ロべルト・スーター:フルートとオーボエのための5つの二重奏
グザヴィエ・ダイエール:ノクターン
ハインツ・ホリガー:Mのための子守歌(無伴奏コーラングレのための)
(無伴奏フルートのための)
Mozart:オーボエ四重奏曲へ長調K370
アンコール曲 同上第2楽章より8月27日にサントリーホールで、ホリガー指揮による演奏会を聴いた。2週間後の今日である。ホリガー自身については、重複をさける。
オーボエは、リードの切り方ひとつで音色が変わるそうだが、ホリガーは素朴で
堅実さを感じる音を深く息を吸う肩の揺らぎにあわせ細く長く奏した。
モーツァルト作曲の2曲を除いては、はじめて聴く室内楽であったが、20世紀音楽の片隅を聴く思いがした。旋律が特異である。私にはそう感じられた。
最後のモーツァルトを聴いたときなぜかホッとした気分になった。ようやく何時もの音楽を楽しむことが、還ってきたのである。
堀米にしろ、宮田、佐々木と、ともに現代の日本を代表する演奏家であり、貴重な演奏会と言えるだろう。ホリガーの子守歌は、静かないい曲であった。この人の温厚な人柄が偲ばれた。
小さなホールだが音響がよくて、聴衆も満席状態で気分が良かった。
0 件のコメント:
コメントを投稿