2015年3月29日日曜日

湘南高校吹奏楽部35回定期演奏会を聴く

 2015.3.29     藤沢市民会館ホール


演題

第一部

ゴッドスピード
知恵を持つ海
グローバル・ヴァリエーションズ
トロンボーン協奏曲「カラーズ」

第二部

旧友
アルヴァマ―序曲
第6の幸福をもたらす宿

第三部(演出ステージ)

Mrインクレデイプル
ジャパニーズ・グラフテイXV
アニメヒロイン・メドレー
サンバ・ベアー
吹奏楽の為の交響的ファンタジー「ハウルの動く城」

指揮・講師・トランペット奏者:関根志郎
  

吹奏楽を聴く機会の少ない私には、どこまでも明るく、大音響の演奏と
若い生徒たちが自主的に企画した演出に,明るい未来を想像できた。総勢175名におよぶ奏者達は、真に音楽を楽しみ、身につけているようで
我が青春では味わえなかった現代を満喫しているように思った。

本来は無縁のこの世界を、お嬢さんがOBとして特別参加している知人のご招待があってのことであった。

半可通のままに演題曲目を説明しよう。(当日のパンフレットを参照)

「ゴッドスピード」は、組曲「名誉・勇気・誓約」の3楽章からなる、「ゴッドスピード」は、成功を祈るよいう意味である。非常に華やかな曲である。150名に及ぶ奏者で舞台が
近く見え圧倒される。

「知恵を持つ海」は、和歌山の中学の委託によりつくられた「朝の海」を写実したもので、クラリネットのマウスピースで表現されるカゴメの鳴き声が響き、海の力強さとうつくしさの二面性を交互に表
していて面白い曲だ。

「カラーズ」はベルギーで作曲され、第一楽章「イエロー」は知恵、輝き、第二楽章「レッド」は勇気、意志、第3楽章「ブルー」は真実、平和、第4楽章「グリーン」は均衡のとれた力、調和と、色から連想される感情を表現したものである。トロンボーンのソロがいい。

「旧友」と「アルバァマー」は、仲間との想い出を、美しい旋律で聴かせた。

「第六の幸福…」は、人間には、長命、富貴、健康、徳行、天寿という5つの幸福があり、更にもう一つは、その人自身が見つける「第六の幸福」があるという哲学的な曲である。

第三部は、10人の猫に扮した学生の音楽を背景にした喜劇であった。素養のある女学生のレベルの高い寸劇であった。

「Mr インテレディブル」はディズニー映画のJAZZ的音楽で、面白く聴かせた。

最後の三つの曲は、夫々映画の主題歌の編曲であり、「森の熊さん」、「人世のメリゴーランド」を
含み、全ての楽器音が競った。

目を閉じて、聴こえて来るファンタジィーに、強く、青春や若さの力が蘇って、時を忘れて楽しんだ。
皆んな有難う!

音楽を感じる以上に、若さ、青春の素晴らしさを痛感した演奏会であった。

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