2015年2月22日日曜日

藤沢ゆかりの音楽家:チェロアンサンブルを聴く

2015.2.21  湘南台文化センター市民シアター

演題 :
カッチーニ:アヴェ・マリア

ボッケリーニ:2っのチェロのためのソナタG。74

ヘンデル:2っのチェロのためのソナタ OP。2-8

ケーラー:花のワルツ OP。87

ヨンゲン:4本のチェロのための2っの小品 OP。89

ポッパー:演奏会用ポロネーズ OP。14

J。S。バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴィオリンのための
        パルティータ第2番(BMW1004から)

アンコール曲:アヴェ・マリア(チェロ+ピアノ)

チェロ奏者: 堤剛・・・・・・・カザルス国際コンクール第1位
        宮田大・・・・ロストロヴォヴィ地国際コンクール優勝
        倉田澄子・・パリ音楽院チェロ科首席卒業
        安田謙一郎・・チャイコフスキー国際コンクール3位


ピアノ奏者:恵藤幸子…マリア・ユーディナ国際ピアノコンクール第1位(右写真


藤沢の江の島近くに住む4人と、倉田澄子に師事した宮田大を加えた名手5名の「チェロアンサンブル」で、600名を超える会場は、超満員であった。5人とも国内外の受賞歴を持つ。
特に、堤と宮田は、現在日本の第一チェロ奏者である。

バッハのシャコンヌBMV1004は、1週間前2月15日鈴木大介の
ギター演奏で聴き、今日はチェロ演奏で聴いた。それぞれ編曲者がちがい、奏者、楽器が違うが、無伴奏パルティータ6曲中の2番であったのは偶然が重なったのであろう。私はこの曲が好きになった。
シャコンヌは、3拍子の舞曲の一種だが、当初はイタリアでギターで奏されたという。過日鈴木大介
さんは、2番の5を奏され、アラビア奇想曲的でロマン的と評されていたと思う。本日のチェロ4台によるシャコンヌは、息の合った優れた演奏で、ときに発する宮田大の高い音が美しく魅惑的であった。

冒頭の「アヴェ・マリア」は、ロマンティツクで、チェロという楽器の音の安定感と、聖澄さに溢れているように感じた。更にアンコール曲として、ピアノの恵藤幸子が加わった「アヴェ・マリア」では、ピアノの高音が美し旋律となって流れた。

超満員で、大勢の白髪の目立つ人々は、藤沢という文化を背負っている人の様でもあった。







 


























ヨンゲン  4本のチェロのための2つの小品


    バッハ   シャコンヌ


    ポッパー  演奏会用ポロネーズ 





出演:堤 剛



    倉田澄子




    安田謙一郎



    宮田大

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