2015年1月17日土曜日

「終わり」のあとに


今、私は、音楽を糧として、春を憧れるが如き熱い想いを胸に秘め、愛と希望に満ちた未来と、そして更に未知なるものの存在を感知すべく、凛とした生を過ごそうと、決意している

シューベルトの「春を信じて」D686(吉田秀和訳)を記す。

(スイスの山中で見つけた一輪の色の花:撮影筆者)

かすかな風のそよぎが目を覚まし
昼も夜も そよそよと吹き通う
あたり一面、隈なく風が吹き抜けていく
おお 新鮮な香り  新しい響き!
さあ、哀れな心、くよくよしないで
さあ、今こそは、すべてが全部変わるべき時だ

日毎に美しさが増し 何処もどうなるか わからない
花は果てしなく咲乱れ 遠い山奥の谷にも咲く
さあ、哀れな心, 苦しみは忘れよう
さあ、今こそは, すべてが全部変わるべき時だ
                                      
 

                 
   私のクラシック音楽の旅  そのⅡ 了                       



0 件のコメント:

コメントを投稿