2015年1月17日土曜日


クリユイタンスの芸術とフランス音楽


ボレロ・スペイン狂詩曲・ラ・ヴァルス

 

クープランの墓・道化師の朝の歌
逝ける王女のためのパヴァーヌ

 

ダフニスとクロエ












ドビッシー:管弦樂曲集


ドイツ系の音楽を聴きつずけ、疲れた時は、フランス音楽で疲れを癒すのが一番いい。
まずドビッシーやラヴェルの曲がいい。
そして好きな指揮者はクリユイタンスである。
パリ音楽院管弦樂団の12代常任指揮者としてシャルル・ミンシュの後任指揮者として名実ともにフランス最高の指揮者であった。

彼のラヴェル管弦樂曲全集は私の最高の財宝である。

クリュイタンスの指揮は端正・明快なテンポの的確さで、美しい魅力が溢れた音楽となって流れる。
意外なほど暖かく、凛とした資質を秘めた人間味あふれる音楽となる。洗練されたフランス的感覚を彼ほど味わいさせる指揮者はいない。62歳でかけがいのない生涯を終えた。


彼の指揮する宗教曲フォーレの「レクイエム」もロス・アンヘレスとディスカウの美声と一体化して私の最も好きなレクイエムである。リヒターのレクイエムもいいが私はクリュイタンスのほうが好きだ。この「レクイエム」には<生きることは、祈ることだ>という何かで読んだ敬虔な声が聴こえる。

フォーレ「 レクイエム」

  演奏者: パリ音楽学院管弦楽団
        エリザベート・ブラッスール合唱団
        フィッシャー・ディースカウ
         ロス・アンヘレス


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