岡田将ピアノ・リサイタル 藤沢市民会館大ホール 2013・12・14
演題
・ シューベルト即興曲OP.90 全4曲
シューマン幻想小曲集 OP.12
リスト : メフィストワルツ 第1番
3っの演奏会用練習曲 第3番
ラ・カンパネラ
愛の夢 第3番sハンガリー狂詩曲 第2番
桐朋女子音楽を首席卒業し、モーツアルテウム音楽院に留学、後数々のコンクール受賞を果たし、特にリストを得意とする演奏で若手のホープである。
シューベルトは聴き慣れた第1番を会場の音響を確かめるように弾いた。私にはシューベルトの持つ哀愁が不足しているように思われた。聴き慣れた内田さんとは音色が違った。彼の指のタッチが強く感じた。
シューマンは、彼の指の強さにマッチして、シューベルトに比し、岡田のタッチは、シューマンの生への執着をよく表現したように思った。
リストは、圧巻であった。特に彼の指さばきは素晴らしかった。恐らくあの超絶技巧をも楽楽と弾くと思われた。さすがリスト国際コンクール優勝の実績を裏打ちした。
アンコールには、ショパンの英雄ポロネーズを軽快に聴かせた。
客席は80%の入りであったが、彼は各作曲家の特質をユーモラスに話しながら、客と同化し、演奏した。
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