2014年1月19日日曜日


  岡田将ピアノ・リサイタル  
    藤沢市民会館大ホール   2013・12・14

演題
シューベルト即興曲OP.90 全4曲

シューマン幻想小曲集 OP.12


リスト : メフィストワルツ 第1番
       3っの演奏会用練習曲 第3番
       ラ・カンパネラ
       愛の夢 第3番sハンガリー狂詩曲 第2番  

桐朋女子音楽を首席卒業し、モーツアルテウム音楽院に留学、後数々のコンクール受賞を果たし、特にリストを得意とする演奏で若手のホープである。

シューベルトは聴き慣れた第1番を会場の音響を確かめるように弾いた。私にはシューベルトの持つ哀愁が不足しているように思われた。聴き慣れた内田さんとは音色が違った。彼の指のタッチが強く感じた。

シューマンは、彼の指の強さにマッチして、シューベルトに比し、岡田のタッチは、シューマンの生への執着をよく表現したように思った。

リストは、圧巻であった。特に彼の指さばきは素晴らしかった。恐らくあの超絶技巧をも楽楽と弾くと思われた。さすがリスト国際コンクール優勝の実績を裏打ちした。
アンコールには、ショパンの英雄ポロネーズを軽快に聴かせた。

客席は80%の入りであったが、彼は各作曲家の特質をユーモラスに話しながら、客と同化し、演奏した。

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