2016都民芸術フェスティバル/オーケストラ・シリーズを聴く
2016.2.26 東京芸術劇場コンサートホール 00演奏:NHK交響楽団
指揮:リオネル・ブランギエ
ヴィオリン:アラベラ・美歩・シュタインバッハ
演題:
チャイコフスキー;ヴィオリン協奏曲二長調 作品35
アンコール:イザイ/無伴奏ヴィオリン・ソナタ第2番第3楽章
ドヴォルザーク/スラブ舞曲第1番
ムソルグスキー;組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)
第一曲は「ニ長調四大ヴァイオリン協奏曲」(ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス)の一つである。ヴィオリン奏者はミュンヘンに住むドイツ人の父と日本人の母に生まれた美歩さんである。日本音楽財団貸与のストラデヴァリウス「ブース」を駆使している。
聴き慣れた第一主題と第二主題が繰り返され、チャイコフスキーの甘美な旋律が心に沁みわたるようだ。美歩さんは、節の終わりに弦を丸く輪を描くように弾く。鳴りやまぬ拍手に応えて、イザイとドヴォルザークを弾い た。ともに静寂な感じの曲であった。
「展覧会の絵」ムソルグスキ―が10の絵画を見ながら会場を歩む足音に挟みながらロシアの民族的哀愁を、色彩感を交えて作曲した。そして約50年後、指揮者クーゼヴィツキ―の依頼でラヴェルがオーケストラに編曲したものである。
大変親しみの持てる組曲である。
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