2015年12月2日水曜日

サントリーホール国際作曲委嘱シリーズを聴く

     2015.8.27            サントリーホール

指揮:ハインツ・ホリガー

管弦楽:東京交響楽団

演題:
ドヴュッシー:牧神の午後への前奏曲
グサビエ・ダイエ:2つの真夜中の間の時間
ハインツ・ホリガー:レチカント
ハインツ・ホリガー:デンマーリヒトー薄明りー
シャードル・ヴェレシェ:ベラ・バルトークの想い出に捧げる哀歌

ソプラノ:サラ・マリア・サン
ヴィオラ:ジュヌヴィエーブ・シュトロッセ

ホリガーは1939年生まれ、76歳であるが、ソロ奏者としても、作曲家としても、近年も数多い賞に輝いている。誠実な人柄をおもわせる容姿である。また2017年には武満徹作品賞の審査員を委嘱されている。

私は現代音楽を聴く機会が少ない。振り返ると記憶にあるのは、1997年フィレンツェ音楽祭で、現代音楽作曲家4名の演奏会を、アルツール・タマヨの指揮で
聴く機会があった。ガルニエリ、フェデレ、マンゾーニ、ベルグの4名だ。すべて初演であり、曲ごとに作曲家が舞台に上がり簡単な挨拶をした。私には奇妙な音の連続に聞こえ、ポカンとした覚えがある。その後日本で20世紀音楽を聴く機会があったが途中退場した。苦手なのだ。

「牧神の午後の前奏曲」
この曲は、後期ロマン派の音楽と決別し現代音楽の基盤の役割を果たしている。
マラルメの詩の印象を基にしたこの曲は、官能性やゆるやかな音で満たされている。フルート・ハープ・オーボエの響きが印象的だ。

「ダイエ」2つの真夜中の間の時間」(日本初演)
不規則にばらば














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