2014年1月2日木曜日

オイゲン・ヨッヒムの指揮

オイゲン・ヨッフム指揮:バンべルグSQ.
モーツァルト:36番「リンツ」、33番

ゲオン著の「モーツァルトとの散歩」を読んでいたら、モーツァルトの3大交響樂曲39番、40番、41番のうち、39番、41番に代えて33番と34番を推薦している一節があった。
そこで34番をヨッフム指揮のバンベルグSQ.で聴き直してみた。私はもともとヨッフムとバンベルグSQ.の組み合わせが好きだ。バンベルグのいぶし銀の音色、ヨッフムの風格豊かな悠々とした音楽には、独特の味がある。
ヨッフムは、フルトヴェングラーの指揮を継承したとされるが
この演奏はその事を裏打ちしている。

33番は、洗練された旋律(ゲオン)を、36番は「リンツ」の軽快さを演奏し安定感にあふれた盤だ。ヨッフムはバンベルグとモーツァルトの交響楽を35番(ハフナー)以降を全部収録しているが、細かい表現や、高い格調の演奏に、私は年齢とともに親しみを増加している。

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